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2019年11月17日

ニベア塗る

 昨年の同志社女子大での講義句会で、「冬の訪れと聞くとアオカンを意識する」と いう学生の発言に冷やっとする。聞けば「青缶」、ハンドクリームのニベアのこと。 ニベアを冬の季語として俳句を作れないかという提案だった。普段は京野菜など伝統 的な季語に関心をもつ学生達も、ニベアはラテン語で「雪のように白い」の意味だか ら、冬の季語になる可能性があるのじゃないかしら、と賛同。「ニベア塗る」を冬の 季語として句会を行う。

  王子様いつでも来なよニベア塗る  華蓮
  がんばれない日々の余白やニベア塗る 恭子
  月面の凹凸部分にニベア塗る 来留美

 などが当日の話題句。幕末まで歳時記のメッカであった京都で、歳時記にない季語 を生み出すのが学生的自由である。夏はハンディファン、オフショル。冬はハンドク リーム、リップクリーム、ミルフィーユ鍋、次々に学生は勝手に季語を作っている。 私もついつい加担する。
  (塩見恵介、「船団の会」副代表)

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