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2016年9月29日

落石のみな途中なり秋の富士

恩田侑布子

 富士山がゆっくり崩壊している感じ。くっきりした秋の富士の危機的な様相が目に浮かぶ。「落石のみな途中」が不気味だ。句集『夢洗ひ』(角川書店)から引いた。
 e船団書評欄でこの句集の「春陰の金閣にある細柱」をとりあげた武馬さんは、「言葉は美として結晶している」とこの句を絶賛しているが、私には「細柱」が分からない。単なる細い柱? 金閣が意外にも細い柱で支えられている、ということか。春の曇天の金閣が目に浮かび、金閣が美の結晶であることには納得するが、この句が言葉の美の結晶とは思えない。


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