2019年12月2日号(e船団書評委員会)

静 誠司の推す2冊

神野紗希著
『もうなかない
 電気毛布は
 裏切らない』


 新聞等で連載されたものを集めたエッセー集。80年代生まれ俳人の旗手の一人である著者の、作句の原点をうかがうことができる。それは良くも悪くも彼女のイメージ通りの世界ではあるのだが、誰の身の回りにもあるような日常風景。特に育児にまつわる喜び、発見、大変さに関するくだりは、同じような育児真っ最中の方々には共感されまくりでしょう。

本の画象

日本経済新聞出版社(1870円・税込)
2019年10月刊
川ア大助著
教養としての
『ロック名盤ベスト100』

 ロックはオヤジの音楽だということで若い人には「ダサい」イメージなのだそうだ。「教養としての」というタイトルがまさにオヤジ臭いが、ここに並ぶ100枚(「枚」もオヤジ的か?)をとにかく聞いてください。英米の平均値を算出したベスト。100に漏れた作品も多々あるが、これはこれで間違いない。今ならサブスクで聴き放題。とてつもなく恵まれた環境だ。

本の画象

光文社新書(946円・税込)
2019年17月刊

紀本直美の推す2冊

エド・ヴィアー作/きたむら さとし訳
『ライオンになるには』

 「ライオンになるには」というタイトルで勇ましい話なのかなと思いきや…、勇ましいと思ってしまった私も、先入観があるということで…とにかく読んで感じてみてください!

本の画象

BL出版(1650円・税込)
2019年9月刊
塩野米松文/松岡達英絵
『おじいちゃんの小さかったとき』

 おじいちゃんの小さかったとき、遊びはチャンバラ、すもう、なわとび……。ほんの数十年の昔のことが、遠い遠い昔のよう。今の子どもがおじいちゃんになったときは、どんな世界になるのでしょうか??

本の画象

福音館書店(1760円・税込)
2019年9月刊

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