俳句クリニック 2007年12月前半分(ドクター:三宅やよい)

「e船団」のドクターがあなたの俳句を診断したものです。


ドクター三宅の診断
2007年12月15日

ひとみしりおくれてカシオペアの星  汽白(40代,男)
 こんばんは。よろしくお願いいたします。
ドクター三宅の診断と処方箋
 カシオペアだけでも星座だとわかりますので、「星」はつけなくても大丈夫なように思います。

小説のクライマックス狢来る  登三子(60代,女)
 飛びすぎでしょうか?
ドクター三宅の診断と処方箋
 そうですね。狢来るの季語の斡旋は、取り合わせとして面白いと思うのですが、「小説のクライマックス」が少しおおざっぱな表現ですね。このあたりをもう少し細やかな表現がないか考えてみられればいかがでしょう。

(1)にぎやかに鍋焼きすする子の傍に  れい(70才以上)
(2)気がかりの一つほどけて冬すみれ
 よろしくおねがいします。
ドクター三宅の診断と処方箋
(2)ほっとする句ですね。気がかりなことが解決して、目を留めた冬すみれが光をまとっているように思えたのでしょうね。いいと思いますが、気がかりなことを具体的に言い表されてみてもいいように思います。

(1)風呂吹きと決めて買い物迷いなく  由利子(70才以上)
(2)コンビニのおでんの鍋や冬近し
 よろしくお願いします。
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)「迷いなく」が少しダメ押しぎみです。
(2)おでんだけでもこの季節の季語ですから「冬近し」の部分へほかの言葉を持ってこられたらいかがでしょう。

夕暮れに出会いし富士や雪化粧  ねぎよしこ
 返り花の鉄砲百合ご指導有難う。実像の景なのです、富士の裾野に暮らして寒さこらえてます。
ドクター三宅の診断と処方箋
 確かにこの景色には雪化粧をした富士山が美しいでしょうね。富士山は立派なだけに詠むのが難しいです。雪化粧と、まで言われなくとも、富士山に出会うという事実に近くの冬の植物などを取り合わせられるだけでも、充分に句になるように思います。

(1)蘆刈りて人の暮るるや岩木川  未知(50代,男)
(2)鍋底の音の焦げゆく南瓜かな
(3)日の暮れて沼埋め尽くす鴨の群

 ご教示を。
ドクター三宅の診断と処方箋
(2)少し説明が多いように思います。鍋底がぢぢぢと音がするのでしょうか、南瓜と入れなくともその音に大きな景などを取り合わせてみられてはいかがでしょう。


2007年12月14日

栗鼠飛ぶや薪を負う子に日短し  豊田ささお(70才以上,男)
 短日が、なんとも悩ましい季題で弱っています。池田澄子さんならどうするんかな?とか考えても頭の巡りはさっぱりで、こんな句になりました。遠い遠い思い出です。
ドクター三宅の診断と処方箋
 座五がちょっと余分な印象なので、「栗鼠飛ぶや薪を負う子」の部分を生かすべく、例えば薪負う子に焦点をあてて、水洟の、とか、あかぎれの、とかにして栗鼠の飛ぶ情景をあわせてみられればいかがでしょう。

吹雪くからなぜ妻はななめのかたち  汽白(40代,男)
 こんばんは。よろしくお願いいたします。
ドクター三宅の診断と処方箋
 吹雪が吹くから、というのでは因果関係になってしまいます。「なぜ妻はななめのかたち」は是非生かしてほしい部分なので、直線的に連想が繋がらないものを考えてみてはいかがでしょう。

(1)新蕎麦という字も香る信濃旅  芳江(70才以上)
(2)新そばやマラソン談義熱くなり
 よろしくお願いします。
ドクター三宅の診断と処方箋
(2)いいですね。新そばを食べながら、時折店のテレビにちらちら目をやってマラソン談義が熱くなる様子がよくわかります。

(1)地に這いて小花紫寒々と  由利子(70才以上)
(2)裏表好き好きに散る枯葉かな
(3)枝吊りの縄新しや冬近し

 いつも有難うございます。よろしくお願いします。
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)後半部、漢字が多いので、「紫」は、むらさきとひらがな書きにされると花の色が際立つように思いました。
(3)兼六園の雪吊りの景が想像できます。枝吊りは多分雪吊のことでしょうから、季語を斡旋すると、下五がかぶりますね。雪吊りの縄が新しい、というところに中心をあてて下五はその縄の匂いとか、色とかを描写するだけでもよろしいのではないでしょうか。

(1)片時雨一直線という近さ  れい(70才以上)
(2)訥々と話す人あり山眠る
(3)冬満月公園の猫ついてくる

 よろしくお願いします。
ドクター三宅の診断と処方箋
 どれも素直な句ですね。私が好きなのは(2)です。
(1)も感じがいいのですが、一直線という近さ、が時雨と自分との距離なのか、対象をどこに置いていらっしゃるかが少しわかりにくいように思いました。


2007年12月13日

(1)それそれそれそれやそれやばったりや  千坂希妙
 「ばったり」とは今で言う シシオドシ、かつての農家では水力を利用した実用品。
(2)わからんか麦こがしったらはったいこ
 「はったいこ」も今や死語かも・・・
(3)たちゅけてよ神ちゃまガンダム風邪ひいた
 秋葉原あたりのマニアックな男を連想していただけたら・・・
ドクター三宅の診断と処方箋
 はったいこ、知ってますよ。昔よく食べさせられました。
(1)それ、の繰り返しが面白いのですが、ちょっと多いですね。「それそれそれや」の中七ぐらいで上五は違う言葉を持ってこられると効果的かもしれませんね。
(3)は小さい子だと思いましたが、秋葉原とは。ちょっと想像するのは難しいですね。

(1)落葉ふむ音もう一つうしろより  文の子(60代,男)
(2)木々ぬけて輝ける日矢けさのふゆ
(3)塀に身の擦れつつ落葉ふみゆけり
(4)戻らねば一人の落葉みちつづく

 宜しくお願い致します。
ドクター三宅の診断と処方箋
 落葉の句の並んだ中で(3)に実感がありますね。こうした何気ない動作を句の中に入れることで、読み手の共感をさそうことができるように思います。
(1)と思うのですが、ちょっと語順を変えて「落葉ふむ」を最後に持ってこられたほうが、効果的のように思いますが、いかがでしょう。

(1)木守や頂き白く彫り深し  小口泰與(60代,男)
(2)枯葉追ふチワワの眼らんらんと
(3)笠雲を背負ひし赤城枯尾花

 よろしくご指導願います。
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)木守との取り合わせに持ってこられたのは(白く雪を頂いた山)の頂きということなのでしょうか。そうすると彫り深し、は山襞の部分を形容されているのでしょうか。そのあたり言葉を補われないと少しわかりにくいように思いました。

(1)日の暮れてかほり立ちそむ牡丹炊き  未知(50代,男)
(2)風邪ひきて寒暮の海の寄せ返す
(3)雁が来て沼も名所のひとつかな

 ご教示を。
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)この季語、初めてしりましたが東北の須賀川牡丹園で行われるとか。「夕闇の中に燃え立つ焔は、ときに紫色や緑青色になりほのかな香が漂い、牡丹の精を思わせる」と歳時記の解説にあります。「牡丹炊き」一度見てみたいです。

(1)ぽっぺんと忍者をまわしてみたいもの  裸時(30代,男)
(2)数十年ももんが難問まわってる
 よろしくお願いします。
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)面白いです。ぽっぺんはビードロのことでしょうけど、ビードロを回しながら吹いている様子と後半の忍者と、ぽっぺんが擬音語のように響いているのもいいですね。


2007年12月12日

パンの笛机上にずらり京鹿の子  茂(女)
ドクター三宅の診断と処方箋
 空想上のものと取り合わせられたのか、それとも実在のものが机上にあってそれを喩えられているのか、「パンの笛」が少しわかりにくかったです。

(1)物語佳境に入りて炭をつぐ  千鶴子(60代,女)
(2)旅の夜の炉語り聞くや風騒ぐ
 三宅先生お久しぶりでございます。よろしくお願いします。
ドクター三宅の診断と処方箋
 お久しぶりです。お元気でお過ごしですか?炉辺で昔語りを聞くなんて贅沢ですね〜「物語佳境に入りて炭をつぐ」、いい雰囲気です。「炉」をテーマにあといくつか作ってみられればいかがでしょう。

楢紅葉長屋門から雀出る  豊田ささお(70才以上,男)
 「長屋門コナラ紅葉を眺めをり」を推敲してみました。よろしくお願いします。(今日「船団」とどきました。「鷹女への旅」・・一片の鱗の剥脱・・痛いことばです。・・・)
ドクター三宅の診断と処方箋
 「鷹女への旅」お読みいただきまして、ありがとうございました。「雀出る」、うーん。例えば「発つ雀」の、という具合に動作にもう少しはずみをつけられると、より情景が見えるように思いますが、いかがでしょう。

身を反らしセーターを着る女かな  涼(70才以上,男)
 よろしくお願いします。
ドクター三宅の診断と処方箋
 確かにセーターを着るときにはちょっと身を反らしますよね。あとひとひねり、最後の女かな、ではなく全体で女がわかるような表現にされると、よりスパイスの効いた句になると思います。

スナックで名当て遊びのピンポン菊  茂(女)
ドクター三宅の診断と処方箋
 ピンポン菊って、丸みを帯びた菊のことを言うのでしょうか。気取らないスナックの場所の設定がいいですね。軽みのあるいい句だと思います。


2007年12月10日

(1)一箇所は張らぬ障子の猫の窓  えんや(70才以上,男)
(2)蒼天の鳶に猫がしっぽ振る
 猫を飼う事を猛反対した妻も我も孫達が帰宅するまでは、毎日が楽しい老二人の猫との日々です。
ドクター三宅の診断と処方箋
 小さな動物が身近にいると本当に心がやすらぎますね。
(1)猫ちゃんが出入りするのでしょうね。日常のこんな景が俳句には似合いです。障子の季語をうまく使われて味を出されていると思います。

(1)まわり道もみじの映えに魅せられて  岡野直樹(40代,男)
(2)もみぢ映ゆ小豆殻打つ軒の前
 もみじの燃え立つような赤色を詠みたいのですが。よろしくお願いします。
ドクター三宅の診断と処方箋
 そうですね、直接的に紅葉の赤を詠むのではなく、(2)のように、さりげなく情景と取り合わされるとより効果的なように思います。

(1)なにをこのうすらとんかち鰯雲  きなこ(50代,男)
(2)捨人形見殺しに行く冬木道
(3)犬食わぬ喧嘩しょっぱい秋刀魚かな

 三宅ドクター、いつもありがとうございます。喧嘩中の夕飯は、こわいです。よろしく、ご診断下さい。
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)悪口やタンカを季語と組み合わせるとときに思いがけなく面白いものが出来るものです。うすらとんかち!懐かしい言葉です。いろいろ作ってみられればいかがでしょう。
(3)「犬食わぬ喧嘩」の部分も(1)同様の言葉をはめこんでみてもいいかもしれませんね。

霜月や日暮れて躁となる並木  多弁(60代,男)
 葉が落ちつつある街路樹は、電気のコードを巻かれ寂しい限り。しかし、日が暮れると、イルミネーションが輝き、踊りだします。
ドクター三宅の診断と処方箋
 並木の様子を躁 と鬱の対照に見立てていらっしゃるのでしょうけど、下の部分の説明がないと、俳句だけで、イルミネーションの輝きを読み取るのは難しいように思います。例えば電飾が輝く、だけでも日暮れ、という言葉は省略できるでしょうから、ますは情景を描写されてみてはいかがでしょうか。

冬の薔薇笑って握手定年日  けいこ(60代,女)
 定年を迎えました。これから俳句三昧と参りましょうか…宜しくお願いします。
ドクター三宅の診断と処方箋
 長い間、お勤めだったのですね。これからはゆっくり自分の時間を楽しまれるのでしょうね。冬の薔薇は「冬薔」(ふゆそうび)という言葉がありますので、それを上五に置かれてみてはいかがでしょう。

夕星の仄か茶梅は白極む  文の子(60代,男)
 宜しくお願い致します。
ドクター三宅の診断と処方箋
 「夕星の仄か」で一回切れるのでしょうね。そうすると、茶梅は?お茶で漬け込んだ梅ということでよろしいのでしょうか?そうすると白を極めるのは、茶梅の色ではなさそうですが、と、ちょっとそのあたりが読み解けなかったです。

冬眠中 つついて生存確認し  漣鈴(女)
ドクター三宅の診断と処方箋
 面白いですね。「生存確認し」ここの言葉がちょっと固いので、そこが効果的でもあるのですが、普段の言葉使いで言い回しを考えてみられてはいかがでしょう。

(1)初しぐれ尾灯の帯をにじませて  しんい(女)
(2)武家屋敷シティガイドの着膨れて
 宜しくお願い致します。
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)自動車の尾灯が川のように流れてゆくのでしょうね。よく情景がわかります。
(2)ちょっと語順がばらばらの感じがします。口調よく整えられてみてはいかがでしょう。シティガイド、って案内人の方のことでしょうか?


2007年12月9日

(1)走り根を落葉覆ひし空真澄  小口泰與(60代,男)
(2)冬帽や今朝の山風皮切りに
(3)寒犬の恥ぢるが如く尾を巻きて
(4)うたかたに散るにはあらず冬桜
(5)山茶花や今朝は早出の旅の空
(6)初霜や日矢を浴びをる残り柿

 よろしくご指導願います。
ドクター三宅の診断と処方箋
(2)皮切りに→はじまりぬ ぐらいでも。
(3)恥ぢるが如く→恥づかしさうに、ぐらいの言葉づかいでもよろしいのではないでしょうか。歴史的仮名遣いを使うと言っても、一つ一つの言葉は出来るだけやわらかく使ってみてください。

(1)冬帝の靴音響く夜来たり  未知(50代,男)
(2)古典とはかすかに香る冬薔薇
(3)トラックの石をはじきし寒さかな
(4)うす靄の続きし日々や年の暮
(5)人逝きて思い出残す冬桜
(6)あをあをと川底揺るる藻刈りかな

 ご教示を。
ドクター三宅の診断と処方箋
(3)何も言っていないようですが、トラックの大きなタイヤにはじかれる小石に寒さの実感があります。
(2)古典とは、の出だしがものものしすぎる感があります。冬薔薇と古典の取り合わせはなかなかステキだと思います。
(5)ちょっと芭蕉の句と連想がつながりすぎてしまうようにも思いました。

伊吹山初雪置きてなほ高く  岬(60代,女)
 先日琵琶湖のホテル37階でランチを食べていると高さが伊吹山と同じぐらいに感じました。それを句にしたかったのですが 言葉が浮かびませんでした。そこでせめて伊吹山の高さを詠みました。よろしくお願いします。
ドクター三宅の診断と処方箋
 下のお言葉どおり、私も詠んでみました。「初雪の伊吹に向かいランチかな」と、いった景でしょうか。同じ高さにという措辞を入れるのは難しいですね。伊吹山はとても形のいい特長のある山で、私も大好きです。

北風や女子大だらけ六甲山  浜っ子(60代,男)
 よろしく。
ドクター三宅の診断と処方箋
 甲南女子、海星、樟蔭、親和、聖心などなどでしょうか。確かにたくさん女子大がありますね。「女子大だらけ」の「だらけ」という形容が俳句の言葉とちょっとミスマッチな感じがあり、それがかえって面白いです。

暁の霜の猛きよ早く踏め  北野元玄(60代,男)
 久しぶりに書きたい詩が書けたという気分です。ひとりよがりかな?
ドクター三宅の診断と処方箋
 考えれば、長い間霜柱を踏んだ覚えがないように思います。猛きよ、が少し強いようにも思いますが、早く踏め、という呼びかけがいいですね。夜明け時の張詰めた霜柱、踏んでみたくなりました。

難解な若者ことば蜜柑むく  文の子(60代,男)
 宜しくお願い致します。
ドクター三宅の診断と処方箋
 うーん。若者言葉は難解なのでしょうか。どちらかというと私には宇宙語のように意味不明に思えますが。


2007年12月8日

(1)忙しげに蟷螂食うや冬の蜂  豊田ささお(70才以上,男)
(2)つかの間の陽を浴びている冬の蜂
 昨日見た風景です。死を前に、でも一生懸命肉団子を作って巣へ運ぶのでしょうか・・・。類型がありそうな句ですが、ご診断ください。
(3)冬蜂の胸に重たき肉団子
 楢紅葉の句へのご教示有難うございました。長屋門とのつなぎ・・少し考えて見ます。冬の蜂は、強烈な先人の句が浮かんで作りにくいのですが、目の前でスズメバチが肉団子をつくって居て「もう命がないのになあ」との思い捨てがたく、又作ってしまいました。
ドクター三宅の診断と処方箋
(2)がいいですね。冬の蜂はガラス戸や、乏しく咲いている残菊にでも止まっているのでしょうか。(1)忙しげ(2)つかの間、(3)重たき、このあたりの形容が少し説明的なので、省いてさらりと流されてみてもいいかもしれません。

親子猿小春の園に毛づくろい  悠(70才以上,女)
ドクター三宅の診断と処方箋
 あったかそうですし、ほのぼのとした景色ですね。欲をいえば、猿だとあまりによく見たことがある景色なので、違う動物のほうが意外性があるようにも思いました。

右目から涙こぼれる寒さかな  うさぎ
 そろそろ冬支度です。アメリカは、クリスマスのショッピングで殺気立つています。
ドクター三宅の診断と処方箋
 度肝を抜くほど大きなモミの木が飾られているのでしょうね。きらびやかな包装紙にリボンが光り。昔アメリカのクリスマスは憧れの的でした。
 いい句ですね、何も限定していませんが、寒風を受けてしきりに目から涙が流れるときがあります。その感覚を鮮明に思い起こさせる句です。

(1)年経ての封筒のなか秋灯し  未知(50代,男)
(2)落葉散るこの道が好き君が好き
(3)凩や糸付いてゐる針のあり
(4)路地裏のヒーロー出でし独楽回す
(5)ターザンの蔦の光やいまいづく
(6)残照のさくら紅葉や目黒川

 ご教示を。
ドクター三宅の診断と処方箋
(4)勢いがありますね。きっと威勢の良い独楽回しの名人なのでしょう。路地裏にきっと一人はいたガキ大将なのでしょうね。

(1)一竹の綾なす絹や声冴える  小口泰與(60代,男)
(2)小六月池の面かすか揺れにけり
(3)川の面にわが影連れて息白し
(4)そろ盤の時代遠のく冬の暮
(5)寒木や雲疾く流れ秩父嶺
(6)寒暁のビルに日差しや煌らなす

 よろしくご指導願います。
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)「一竹の綾なす絹や」この部分が何を描写されているのかよくわかりませんでした。
(2) (3)の景はちょっと言葉の新鮮味にかけるように思います。むずかしい言葉を使わずに、なじんだ言葉で俳句を作ってみられればいかがでしょう。

(1)檻の内行ったり来たりの熊の秋  千坂希妙(50代,男)
(2)菊人形解説聞けど聞き流す
(3)良寛鞠を眺むる秋の暮

 よろしくご教示を。
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)檻の中、と説明してしまうと、季節を問わずありきたりの情景になってしまうように思います。「行ったり来たり熊の秋」のフレーズとまったく違うものを取り合わせてみられればいかがでしょう。

(1)ベランダの木机真四角寒の月  茂(女)
(2)僧の子と御言葉学ぶ感謝祭
(3)法名の十一文字や冬日射す

ドクター三宅の診断と処方箋
(1)この取り合わせおもしろいですね。机の四角と寒の月のまるみが効いています。ベランダも、無造作に出された木机が見えるようで、いいです。
(3)法名はどこに書かれているのでしょう。位牌、それとも墓石??


2007年12月6日

(1)山眠る琵琶湖をぐるり輪になって  岡野直樹(40代,男)
(2)山眠る人の世界を底に溜め
 「山眠る」で作りたくなったのですが。よろしくお願いします。
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)この形でもいいとは思うのですが、ぐるり、と輪になって、が重なる部分があるので、琵琶湖をぐるり山眠る、のような形容にまとめて、違う言葉を上五にもってこられてもいいように思います。

婆さんにいつも勤労感謝の日  えんや(70才以上,男)
 宜しくお願い致します。
ドクター三宅の診断と処方箋
 気持ちは充分に伝わってきますが、奥様の家事のひとつを具体的にあげられて、勤労感謝の日に取り合わせてみられればいかがでしょう。

パリーグの新人王です田中です  北野元玄(60代,男)
 これは俳句とは認められないかも知れません。質問はプロ野球の新人王は季語(あるいは季語に限りなく近い)になりませんか。ちょうど今頃新人王やMVPが決まります。25日掲載の「熊穴に台与にこの座を継がせます」についてですが、(1)「熊穴に」(季語)の説明を知ったかぶりでつけたことを誤ります。お許しください。(2)台与はトヨと読みます。卑弥呼の次に邪馬台国の女王になったと考えられております。古代史や数学を詠んだ俳句はなかなか分かってもらえませんね。
ドクター三宅の診断と処方箋
 古代史や数学になると、私などは完全にお手上げです。プロ野球で新人王が決定するのは毎年この季節なので、私はいいんじゃないかな、と思いますが、楽天の田中君まで限定しなくても「新人王」違うものを取り合わせてみても面白いかも。

万両に尋ねてみたし我が寿命  浅葉洋(70才以上,男)
 真っ赤に実を付けた万両が初冬の庭に際立っています。思わず詠みました。ご高評を。
ドクター三宅の診断と処方箋
 寿命がちょっと重いですね。齢(よわい)ぐらいですこしとぼけてみられても。万両がいい答えをくれるかもしれませんよ。

(1)外側のかかとやや減り冬来る  ポリ(50代,女)
(2)初霜や急にまじめな顔になる
 「声をあげずに泣く男」納得です。ありがとうございます。
ドクター三宅の診断と処方箋
(2)何を言い出すのか、こちらの少し身構えた気持ちが伝わってくるようです。初霜が効いてます。

(1)枯れ澄みて「かぐや」の見せる「地球の出」  せいち(60代,男)
(2)短日の琵琶湖や紅き鏡の面
 (1)は時事的な事柄で直ぐ古くなるのでダメでしょうか?宜しくお願いします。
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)時事的な事柄で古くなるというより、内容を盛り込みすぎのようにも感じられます。月より見える「地球の出」ぐらいでもよろしいのではないでしょうか。
(2)夕暮れの景色なのでしょうが、「紅き鏡の面」が少し古めいた印象です。

(1)燈下親し紙に切らるるさされ指  未知(50代,男)
(2)くしゃくしゃにしてしまゐたし老の秋
(3)駅中の朝のコーヒー冬うらら

 ご教示を。
ドクター三宅の診断と処方箋
(3)駅中が漠然とした印象なので、駅の固有名詞とか、具体的な場所を指し示す言葉を入れてみられてもよいのではないでしょうか。


2007年12月5日

(1)ああその字ウォッカに貼るひと地下にいく  裸時(30代,男)
(2)花キャベツむいてくれば理華ちゃんへ
 よろしくお願いします。
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)。ウオッカのラベルを張りに地下の酒蔵に行く人なのでしょうか。「ああその字」の部分がわかりにくいです。

(1)短日や変わりばえせぬ寄り合いに  豊田ささお(70才以上,男)
 「どんぐりや夢見る夢子ばかりなり」へのご診断有難うございました。私としては、夢子という女の子を想定していましたが・・ひとりよがりでしたねえ・・・
(2)短日や池に未練を放り捨て
 ちょっと大雑把過ぎましょうか?未練は何と取られても結構という気分ですが・・・
ドクター三宅の診断と処方箋
 夢子さんだったのですか。それには考えいたりませんでした。
(1)変わりばえせぬ と否定的にとらえられるよりちょっと言葉にはずみを加えられてみたらいかがでしょう。
(2)そうですね。もう少し具体性がほしいところです。

冬浅し部屋を小さな森として  れい(70才以上)
 よろしくおねがいします。
ドクター三宅の診断と処方箋
 「部屋を小さな森として」の部分すごくいいですね。なんだか実感としてわかります。

(1)見はるかす黒潮濃かり石蕗の花  しんい(女)
(2)坪庭の石の白さよ石蕗の花
 いつも駄句ばかりで恐縮ですが宜しくお願い致します。
ドクター三宅の診断と処方箋
 石蕗の花との取り合わせとしては景がぐんと広がる(1)がいいと思いますが、黒潮だけでも壮大ですから、上五の見はるかす、の部分がちょっともったいないですね。中七座五を生かす言葉をもう一押し考えられてみてはいかがでしょう。

(1)湯豆腐や難問奇問浮いて来い  茂(女)
(2)ほうじ茶と野沢菜だけの小春の縁
(3)三猿のひそかに眺む大銀杏

ドクター三宅の診断と処方箋
(2)だけの、と限定されなくても「ほうじ茶と野沢菜を置き」とそのまま、さらりと詠まれても、小春日の気持ちのよい縁側の情景で句が出来そうですね。

(1)山茶花のつぼみふふみし初時雨  小口泰與(60代,男)
(2)うら庭の皇帝ダリア初時雨
(3)幾何学の模様の影や枯はちす

 よろしくご指導願います。
ドクター三宅の診断と処方箋
(3)がいいと思いますが、中七切れが古めいて思えるので、「枯はちす幾何学模様の影落とす」ぐらいでもよろしいのではないでしょうか。

(1)秋灯し遊女厠に丑の刻  未知(50代,男)
(2)津軽野に紅葉且つ散る千空忌
(3)姫くるみここは狐の通る道
(4)白鳥は神の使者なり昼の月
(5)参道に洩るる読経や冬うらら
(6)襖絵の孔雀逃げたる小春かな

 ご教示を。
ドクター三宅の診断と処方箋
(6)空想句でしょうけど、その並びの中でも一番引かれた句です。襖絵の孔雀が小春の昼逃げ出すなんて、とても面白いです。


2007年12月3日

(1)裏表大豆の裏が屋根に憑く  裸時(30代,男)
 屋根裏に大豆が転がってるといいなと思いました。
(2)スケート場球体コロリ転がって
 空想です。
(3)時間足す氷足すはなんだこれ
 今日船団誌届きました(^^
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)下の説明書きそのままに、屋根裏にコロリ大豆が転がってぐらいでもいいのでは?ないでしょうか。
(3)ちょっと答えがみつかりそうにありません。お手上げです。

(1)勝ち馬の鼻づらに舞う冬の蝶  遊雲(70才以上,男)
(2)うたた寝や九尺二間のすきま風
(3)かぐやより冬の地球ガ届きけり

 「3歳の差」句会だと顔が見えるのでわかって貰えるけど。「勝ち馬」本当は菊花賞なので秋の蝶だけど。「うたた寝」元は「下宿やの」。
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)ジャパンカップでも宝塚記念でも勝ち馬は勝ち馬ですから、冬の蝶でもOKでしょう。
(2)「下宿やの」だと九尺二間が説明的になってしまいますね。うたた寝でちょっとわびしくも、切ない感じがあってよろしいのではないでしょうか。

ひとみしりアはくらいけどカシオペア  汽白(40代,男)
 よろしくお願いいたします。
ドクター三宅の診断と処方箋
 「アはくらいけど」中七のこの繋ぎの部分がどうも理解できませんでした。人見知り、とカシオペアの響き具合はいいのですが、その展開の結びつきをもう一回練られてみてはいかがでしょう。

掃きもれか掃きやめたるか柿落葉  文の子(60代,男)
 柿落葉その2です。宜しくお願い致します。
ドクター三宅の診断と処方箋
 少し説明的なので、一つに絞ったほうが視覚的に明確になり、句意もはっきりするように思います。例えば掃きもらしたる柿落葉、でそれに何かほかのものを取り合わせでぶつけてみるというように。

レシピにはなくとも添える散紅葉  なごみ(70才以上,女)
 ここ二、三日の冷え込みで、狭庭の紅葉がとても綺麗です。
ドクター三宅の診断と処方箋
 食卓に紅葉を添えるなんてしゃれていますね。なくとも、がちょっと理に落ちるように思いますので朝食の具体的メニューにそっと紅葉を加えてみられても。

(1)穂薄の伸びて湖隠しをり  岬(60代,女)
(2)にほもぐるたびに波紋の二重三重
 この間松江に行ったときの句です。鳥がもぐるのを始めてじっくり見ました。よろしくお願いします。
ドクター三宅の診断と処方箋
 かいつぶりなど、じっと見ていると あ、潜った、どこに上がるのかな、まだかなまだかな、と興味が尽きませんね。
(2)いいと思いますが、漢字表記とのバランスをとるのににほ→鳰の表記が落ち着くようにも思います。

冬日差し職場の隅の我がデスク  けいこ(50代,女)
ドクター三宅の診断と処方箋
 冬日差し、ではなく冬日差す、と軽く言い切ってごらんになればいかがでしょう。職場の隅に、職場の隅が、とそれにともなって以下の部分にも影響があると思いますが。

(1)潮曇る安房の冬波ゆるびたり  しんい(女)
(2)冬波の膨らむ安房の潮曇り
 宜しくお願い致します。
ドクター三宅の診断と処方箋
(2)が冬波の寄せてくる様子とどよんと潮気に海上が曇る情景が少し不気味さも伴って、よく感じられると思いました。

(1)むゝ紅葉ムヽ見とけばなぁ旅おわる  北野元玄(60代,男)
(2)どちらまでそうねまっすぐ花野まで
 たびたびお手数をお掛けして恐縮です。両句とも冒険しております。(2)はタクシーの運転手と客の会話ですが・・。コメントをお願いいたします。
ドクター三宅の診断と処方箋
 どちらも口語のやりとりを生かそうとされているのでしょうね。例えば(2)どちらまでの問いかけにむしろ文語調の答えでかちあわせてみるとかえって上五の問いかけが際立つかもしれませんね。

(1)楢の木の直列に燃ゆ炭の窯  小口泰與(60代,男)
(2)露天湯を飲みたるチワワ虎落笛
(3)紅葉と競ふ一竹辻が花

 よろしくご指導願います。
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)楢の木を炭にしているのでしょうけど直列に、は横に寝かせて何本も並べているのでしょうか。面白い情景だと思いますが、楢の木を横に寝かせているのか立てているのか、そのあたり、知りたいと思いました。


2007年12月2日

太秦にマスクの眠狂四郎  慈英(50代,男)
 初めまして。ご指導宜しくお願い致します。
ドクター三宅の診断と処方箋
 はじめまして。
 なんだかおもしろいですね。太秦は有名な映画村。眠狂四郎がマスクをしている、そのミスマッチさかげんがバツグンです。

(1)暖房の真下目瞑る猫のをり  えんや(60代,男)
(2)嘘の無き床屋の鏡十二月
 どうか宜しくお願いいたします。
ドクター三宅の診断と処方箋
 ねらいはいいと思うのですが、少し言葉が多いように思います。もう少し言葉を整理してすっきりされてみてはいかがでしょう。
(1)真下、目瞑るは、下、眠る、だけでもいいし、
(2)嘘の無きは、澄み切って、とかくっきりと、でもいいし、俳句は単純さが命なので、そのあたりが工夫のしどころですね。

返り花見事過ぎるよ鉄砲百合  ねぎよしこ(70才以上)
 よろしくお願いします。
ドクター三宅の診断と処方箋
 返り花とは思えないぐらい鉄砲百合が見事に咲いているのでしょうね。ただ、「見事すぎるよ」がちょっと言いすぎのように思います。鉄砲百合の開ききるとか、ただの百合にして、咲いている様子で全体の調子を整えるとか、されてみてはいかがでしょう。

(1)万両や一竹染めし辻が花  小口泰與(60代,男)
(2)一竹の絹の踊るや小六月
(3)もみじより松こそ多し昇仙峡

 よろしくご指導願います。
ドクター三宅の診断と処方箋
 ちょっと絵葉書的風景にまとまりすぎているように思います。身近に引き寄せる言葉で考えてみられればいかがでしょう。

(1)太陽の知らない氷食べている  裸時(30代,男)
 「太陽の知らないところの氷食べ」をドクターの言われるとおり推敲してみました→こっちのほうがすっきりするでしょうか?
(2)声の方集まる落葉ひそひそと
ドクター三宅の診断と処方箋
 そうですね。太陽、という言葉はなかなかいいテーマだと思うので、そのほかにもいろんなバージョンを考えてみられればいかがでしょう。
(2)「ひそひそ」というオノマトペが前半の流れをまとめてしまっています。もう一歩考えてみられればいかがでしょう。

道化師の素面のままに酌む新酒  茂(女)
ドクター三宅の診断と処方箋
 道化師が化粧せずに素顔のままでお酒を飲んでいる様子を描写されたのでしょうか。しらふだと、酔っ払う前の状態のように思いますので、素顔とされればいかがでしょう。

(1)寒風にたち尽くしたる木立かな  山本葆博(70才以上,男)
(2)永らえば寒き政治を知るばかり
(3)雑炊や今の我が家の在るがまま
(4)寒月や宇宙の果てを独座かな

 はじめまして、三宅先生、宜しくご指導賜ります様お願い申し上げます。
ドクター三宅の診断と処方箋
 こちらこそよろしくお願いいたします。
(1)がよく景が見えるように思います。
(2)政治が寒いのは今だけではないようにも思いますが、政治経済の動きを俳句に詠むのは難しいし、生な表現になってしまうので、なるべく自分の生活にある具体的で身近なものを自分の言葉で詠まれるのがいいと思います。

(1)確かなる水の記憶や軒つらら  未知(50代,男)
(2)コトコトと動く人ゐて梅の花
(3)鳥鳴ひて畑の四人花杏
(4)通勤のならびし位置や老の秋
(5)白黒の写真逆さま冬うらら
(6)桑の実の色づゐてゐる少年期

 ご教示を。
ドクター三宅の診断と処方箋
(5)ちょっと語調が悪いので冬うらら白黒写真さかさまに、とかいろいろと工夫されてみてはいかがでしょう。
(6)桑の実は色づくと何色になるのでしょう?具体的なお色の名を入れてごらんになればいかがでしょう。


2007年12月1日

(1)輪切りして禊(みそぎ)となさむ柚子湯かな  けんじ(70才以上,男)
(2)人通り絶えず銀山薄紅葉
(3)息白し朝の静寂の武家屋敷

ドクター三宅の診断と処方箋
(1)禊(みそぎ)がちょっと大げさですね。お風呂はあったまる、ぬくもるものですから。
(2)ひっきりなしに人通りがあるという意味なら人波の絶えず、というあたりでしょうか?ちょっと「人通り絶えず」の表現に違和感がありました。

(1)剪定の椿の青や初時雨  三郎(70才以上,男)
(2)信濃路やちひろの里は秋の虹
ドクター三宅の診断と処方箋
(2)いいですね。岩崎ちひろでしょうか。うちの近くに記念の美術館があります。「里は」でもいいとは思うのですが、虹がそちらの方向へかかっているのでしょうから「里へ」とされてみてはいかがでしょう。

(1)十二月残り少なき髪切って  文の子(60代,男)
(2)柿おちば外出ならぬ母の手へ
 11/20のご診断有難うございました。失墜の柿落葉はもう少し考えます。掲句は如何でしょうか。宜しくお願い致します。
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)本当のことでしょうけど、残り少ない、と十二月が付きすぎのように思います。「残り少なき髪切って」、このフレーズを生かすのに、上五の季語を工夫してみてください。
(2)「外出ならぬ」が少し固いですね、「外へ出られぬ」ぐらいではいかがでしょう。

茶の花や肌さす風を友として  浅葉洋(70才以上,男)
 北風吹く庭隅にひっそりと、しかし凛としてお茶の花が咲いています。宜しくお願いいたします。
ドクター三宅の診断と処方箋
 ひっそりと品よく咲いている茶の花の風情がよく表現されていると思います。

(1)難聴と覚りし夜の虎落笛  しんい(女)
(2)許さじと違法建築もがり笛
(3)石蕗咲くや子のなき暮し四十年
(4)草木染のこつ授かるや四温晴

 宜しくお願い致します。
ドクター三宅の診断と処方箋
(2)は少し強いですね。主張や声高に叫ぶ表現は俳句にはなじまないように思います。自分の境涯をさらりと詠んだ(1)(3)のような表現にかえって共感を感じます。

(1)浅はかな秋を編み出すあかさたな  北野元玄(60代,男)
 上句は裸時さんとの合作ですが・・。お風邪だったのでしょうか。お見舞い申しあ げ(ておき)ます。間違えたらごめんなさい。「酢ッ酢ッ元気ですッ」をホッカイロ のお家元からお墨付きをいただいた(と認識しております)ので、嬉しいです。まる ぼし酢はマルボシ酢が正しい。泉谷しげるがCMソングを唄っていますので、全国区だ と思っていたのですが、関東では流れていませんか。福岡県田川市に本社がありま す。大醸造元だそうです。各種の酢製品を生産販売しているようです。
(2)俺左利きなの勤労感謝の日
 続けさまで恐縮です。上句診てください。
ドクター三宅の診断と処方箋
 「まるぼし酢はマルボシ酢が正しい。泉谷しげるがCMソングを唄っています」。
 そうだったのですか。知らなかったです。コマーシャルが全国区でないことは私も転勤生活をして初めて知りました。関西に帰ったとき久しぶりに見たものもあって、懐かしかったです。
(2)左利きなの と勤労感謝の日の取り合わせは意外性があって面白い展開になりそうです。でも「俺」はいらないのではないでしょうか。

(1)飛沫あび肌に冷たき仙娥滝  小口泰與(60代,男)
(2)川沿ひの奇岩巨石や小六月
(3)胡坐の上離れぬチワワ冬の夜

 よろしくご指導願います。
ドクター三宅の診断と処方箋
(2)川沿いの奇岩巨石を具体的な動物やものにたとえてみるともっと景色が近しくなるかもしれませんね。

(1)蝦夷とはかすかな縁雪ばんば  未知(50代,男)
(2)時雨るゝやだんだん皆ゐなくなる
(3)天山の遠く日暮れて綿花摘む

 ご教示を。
ドクター三宅の診断と処方箋
(1)大昔の蝦夷と自分とはかすかな縁で結ばれているよ、という意味なのでしょうか。みちのくにお住まいなのでしょうか。
(2)はひらがな表記を生かして「みんな」でもいいかもしれませんね。