この一句・2004
2004年3月23日

ヌートリアの背中が二つ春の風  (季語/春の風)

ふけとしこ

 「俳壇」4月号から引いた。ヌートリアとは何だろう。以下は『広辞苑』の解説である。「(カワウソの学名ルートラの訛)リス目ヌートリア科の哺乳類。頭胴長50センチメートル、尾長40センチメートルほど。毛色は褐色で、水中生活に適応し後足の指間に水かきがある。南アメリカ東部の草原や湿地の原産だが、毛皮獣として養殖され、世界各地で野生化している。日本では軍用毛皮獣として飼育されたものが、西日本各地で野生化。水辺の作物を荒らすのと、堤防に大きい巣穴を掘り危険なため、駆除される。沼狸。海狸鼠(かいりねずみ)。」 ちなみに、ヌートリアはスペイン語(nutria)だという。
 犬を連れて歩いていると、いたちより少し大き目の動物に出会うことがある。道の前方をすばやく横切るのだが、あれがヌートリアなのだろうか。
(坪内稔典)


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