この一句・2005
2005年12月7日

冬ぬくし象の時間が流れます    (季語/冬)

能勢京子

 今年も暖冬なのだろうか。この句、ぬくい冬の日を象の時間が流れている、と見たもの。その見方が新鮮だ。象の時間はゆったり、どっしりした時間だろう。京子のこの句は句集『銀の指輪』(青磁社)から引いた。
 象といえば、このところよく目にしている。各地の動物園に河馬を訪ねてゆくと、たいていすぐ傍に象がいるのだ。象、犀、キリンなどアフリカの動物は近所に集まっている。
 動物園に通うようになって気がついたが、北海道の動物園には冬に閉園するところがある。アフリカなどの動物が氷雪の中にいるのは不自然だから、閉園は自然なのだろう。


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