俳句 e船団 ねんてん今日の一句

2012年5月21日
まっすぐに月を目指してなめくじり

川副民子

 なめくじは嫌われる。野菜や花を食べるし、ぬるぬるした感じがキモイ(孫の言葉)のだろう。でも、そのなめくじに月へ至ろうとする意志を見た民子はすてきだ。なめくじの這った跡の銀色が月光に光っている光景だろうが。
 この句、「船団」91号の会員作品欄から引いた。同じ欄に「ほんとうは水星生まれなめくじり」(コダマキョウコ)もあった。なめくじに宇宙を見るところがすごい!。なめくじを偏見なく見ようと提唱しているナメコロジー研究会に民子やキョウコも入ってほしいなあ。ちなみに、私は偏見なくなめくじを見ているとしてナメコロジー大賞を受けている。私の数少ない受賞歴の一つだ。


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