『子規百句』(創風社出版)から。この「会の日」は句会、歌会?「晴れて又ふる」のが春の雨なのではなやいだ明るい気分が感じられる。つまり、会の楽しさが。
先日から話題にしている『正岡子規ものがたり』は、その冒頭で、子規は「病苦にくじけない、おそろしくつよい精神力の人でした」と子規を見ている。この見方がいけない。こういう見方を拒んだ子規は、自ら言っているではないか。自分は年がら年中病気である、だから病気を楽しむほかない、と。それを強い精神力と言ってしまっては、子規の存在が全否定されてしまうだろう。
「精神力」という言葉で人をとらえたくない。人と人の関係が生じる力があり、それを貪欲に楽しんだのが子規だった。この力は誰でもがその気になれば楽しめる。
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