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2018年12月16日

九条葱よ下仁田葱につんとすな

千坂希妙

 九条葱は京野菜、つんとして少し威張っている。「船団」117号から。ちなみに、私は九条葱も下仁田葱も好きだ。(坪内稔典)


2018年12月15日

下仁田葱の太く短く嬉しそう

池田澄子

 「船団」117号から。葱が嬉しそうにしている、あるいは葱を見ている人が嬉しそうにしているのだろう。私は前者が面白いが、「嬉しそう」という表現がいいかどうかがこの句の問題かも。ともあれ、下仁田葱は太く短いのが特色、嬉しそうにしている葱はもっとも下仁田葱らしい葱だ。ミス下仁田葱が喜んでいる。おかしいなあ。(坪内稔典)


2018年12月14日

年つまる命毛なくば棄てよとて

中原道夫

 雑誌「俳句界」12月号から。この号に私は「アリストテレスと冬瓜と」50句を寄せた。今日の句、厳しい覚悟のようなものを感じる。
 明日、柿衞文庫では第15回鬼貫青春俳句大賞」の公開審査会(午後2時〜)がある。その後、私が司会して選考委員と来場者によるフリートークが行われる。若い世代の傾向やら主張に関心を寄せてみたい。参加無料、どなたでもどうぞ。(坪内稔典)


2018年12月13日

本棚に夕日のあたる冬館

山本洋子

 句集『寒紅梅』(角川書店)から。私の部屋もこの感じだが、でも季語「冬館」はそぐわない。「冬の部屋」か「冬の仕事部屋」だ。わが家も「冬館」と呼ぶと、家がびっくりしそう。
 季語の中には、私などの感覚では受けとめかねるものが多い。私としては、古いと感じる季語は出来るだけ使いたくない。俳句は「言葉の今」を活かす詩だ、と思う。(坪内稔典)


2018年12月12日

一悶着起こす奴ゐて薬喰

茨木和生

 昨日に続いて句集『潤』から。そういえばかつての酒席には「一悶着起こす奴」がいたなあ。いわゆる酒癖の悪いヤツだ。和生さんの句集を見ていると、時代をさかのぼって明治くらいの時間が現れる感じ。次の句、好きだ。「壺焼が好きこれまでもこれからも」。(坪内稔典)


2018年12月11日

結構な話に乗るな薬喰

茨木和生

 句集『潤』(邑書林)から。老人たちが猪鍋でも囲んでいるのか。老人を想像したのは季語「薬喰」いから。薬喰として肉を食べるのは今や珍しい。いや、一部の趣味的俳人くらいのものだろう。ともあれ、「結構な話に乗るな」は現代の老人たちの格言だ。詐欺にかかる薬喰世代が多い。(坪内稔典)


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