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2017年10月15日

南天の実(なんてんのみ)

 1.3mほどに育った南天が、たわわに青い実をつけている。小鳥の糞に混じっていたらしく勝手にあちこち生えていたものを一本だけ残したもの。姉が小学6年生の時、「大きくして床 柱にする」といって南天を植えた。小学生の女の子が床柱の木を植えるという発想も変だが、どうも金閣寺の茶室「夕佳亭」の床柱をヒントにしたらしい。それから60年あまり高さは3 mほどに育ったが幹の周りは8pほど。「なかなか床柱には使えないなあ」と諦めてしまい実家の庭に植わったままだ。南天がおいそれと育つものではないことを知らなかったようだ。 因みに南天の葉は防腐剤になり、近所へのお裾分け、たとえば赤飯などの上にあしらった。お裾分けもしなくなった今の暮らしだが、せめて冬を彩る赤い実を楽しむことにしよう。
(陽山道子、「船団の会」会務委員)


2017年10月8日

月(つき)

 新聞に『徒然草』の広告が出ていた。そのなかに次のような一説の紹介があった。「悪口を言われたからと気にする必要はありません。なぜなら、悪口を言った人も言われた人(あなた)もすぐに死んでしまうのだから。」なかなかのインパクトを受けた。そうか、おれももうすぐ死んでしまうんだ。今のうちに行きたいところに行き、会いたい人に会い、飲みたいものを飲んでおこう、といったことしか浮かばないのが凡人の凡人たるところ。てなことを、趣味(?)の洗濯の中の一作業・「取り込み」をしながら、やや太りかけの半月を見て、考えておりました。
(早瀬淳一、「船団の会」会務委員)


2017年10月1日

吾亦紅(われもこう)

 バラ科の野草である。暗紅紫色の小花が細い茎の先に密生しているのが特徴。花は葉が変化した萼(がく)とよばれる部分である。山野に生えている姿は、野趣に富んでいる。源氏物語にも登場する。また芭蕉門の俳人路通(ろつう)の句では、
 しゃんとして千草の中や吾亦紅
がある。漂泊の生活をしていた路通の眼に吾亦紅がどのようにうつったのであろうか。いろいろな草にまじってしゃんとした立ち姿の吾亦紅になぐさめられ、また元気づけられたのではないか。
(田 彰子、「船団の会」会務委員)


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